皆様こんにちは
最近、休日しか畑に行けず
雑談ばかりになっておりますが
皆様のお役に立てる様な話を出来ればと思っています
今回は五十肩について話したいと思います
五十肩とは
五十肩とは骨に異常がないにも関わらず
痛みや動かしにくさが出現するものです
肩関節周囲炎という診断名です
特定の状態を指すというよりは
骨に異常がなく
腱板と呼ばれる関節の安定性に関わる筋肉の損傷を認めないものの総称です
原因
はっきりとした原因はわかっていませんが
原因の一つは年齢的な肩周りの組織の変化です
臨床で多いのは肩甲骨周囲の筋力低下や
関節組織の滑りの円滑さが欠いているなどが挙げられます
症状
五十肩は3つの病期に分けられます
①炎症期
②拘縮期(こうしゅくき)
③回復期
・炎症期は痛みが強く、動かした際の痛み(運動時痛)
安静にしているときにも痛み(安静時痛)があり、
夜間寝ていても痛み(夜間時痛)で目が覚めることもあります
・拘縮期は痛みは和らぎますが、
肩の動かせる範囲が制限され日常生活に支障が出やすいです
・回復期は痛みがさらに減り、肩の動きが徐々に改善します
この時期の運動療法が重要で肩を動かす範囲を拡大を図り
日常生活での支障改善を目指します
治療
治療は3つの病気に合わせて行う必要があります
①炎症期
炎症期は安静時痛、夜間時痛の強い時期で炎症と痛みの軽減が最優先です
具体的な対処法は安静、薬物療法、冷却、注射が挙げられます
まずは整形外科を受診し主治医の指示に従ってください
炎症のある時期は冷却してください
炎症は冷やすと覚えてください
この時期は安静を心がけましょう
②拘縮期
肩の動きに制限が出やすい時期で、関節可動域制限が進行しない様に
可能な範囲で動かしていきます
具体的な治療は運動療法、薬物療法、注射が挙げられます
この時期から運動療法を開始し
痛みの範囲内でのストレッチを行い
関節可動域の向上を図ります
③回復期
この時期は痛みはほとんどなく、関節可動域の改善が目標となります
ですので具体的な治療は、積極的な運動療法と自主トレーニングになります
リハビリでは関節可動域の拡大のほかにも
ご自身で行なっていただけるストレッチ、自主トレーニングの指導を行っています
まとめ
五十肩とは骨に異常がないにも関わらず
痛みや動かしにくさが出現するもので
①炎症期②拘縮期(こうしゅくき)③回復期
の3つの病期に分けられ
それぞれの病期にあった治療を行うことが大切です
しごとおわりのひとこと
本日はよく聞かれる肩のお悩みについて話しました
肩の炎症が起きやすい方は
特徴的な姿勢の方が多いです
猫背や巻き肩です
姿勢の影響で本来ならスムーズに動作が行えるところに
引っ掛かりなどが生じやすくなります
なので、将来の健康のためには今から姿勢の意識を変えていただけると
五十肩のリスクを軽減できるかと思います
予防に勝る治療はないので
それではまた仕事終わりに
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